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設定が安定。人生100歳の為の足腰の運動や認知症の現象などと、ミニ知識で脳トレの実践を目指していきます。

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天国からの招待状1 静電気

ミニ知識

私の通っているデイサービスに、Walking machine という機器があるんだが、この機器の金属部に触れるとパチッと静電気が放電するのである。私が通い始めて二季節目だが、二季節ともパチッとやられている。他の利用者もやられているという。

 管理者に、状況を説明したら、どこでパチッときたのか?っと言われたので、

・・・・「ここの金属部でパチッときた」

 ・・・・「そこを触らないように使って」

・・・・「何か巻いておこうか?」

 ・・・・「いや、いいよ、表から見た時、みっともないといけないから」

「・・・・・・・」

よく見ると、前にもパチッときたんだろうテープで金属部分をカバーしていたのである。私たちならば、「結果」があれば、それに伴った「原因」があるはずと追っかけるように教育をうけているのだが、ここでは「対症療法」だけで終わりそう・・・・結果はそうであった。残念!

 その後、

・・・・「緑色のバラ線がアースだから・・・」と伝えたんだが、「利用者がちゃんと横をもって使ってくれな        いからだ」とさも利用者が悪いという言い方をしたので、言葉を失ってしまった。

高齢者を対象にしている事業所の管理責任者としては悲しい限りである。

 何が起こるか解らないのが高齢者なのであろう。現実に設置されている機器に関しては、こうしちゃあダメ、ああしちゃダメ早すぎる、これ以上あげないで、加減して、などと機器優先のような注意をされたり、聞いたりしている。 

ならば、

機器の使用方法を都度行っているのか、・・と言えば、初日の1回だけ一通りの使用方法の実地があっただけである。2回目からは空いている機器を利用者が勝手に動かしているのである。よって誤った使い方や型から外れた使い方は当然で、結果、ああいう言い方をされる事になるのであろう。根底に、利用者の安全のためと、事前の体力測定による負荷の調整が行なわれているのは当然であろう。

高齢者の「こんな事で・・・?」って言う話はよく耳にする所であるが、静電気もしかりなのである。が、死亡事故につながらないのは、流れる電流が少ないからなのである。ところが、「対症療法」で逃げ場が少なくなった機器は帯電状態が解消されず、貯まりにたまった静電気の放電は、高齢者に大きなショックを与えかねません、この「対症療法」行為は、天国への召集令状と言えるでしょう。

1.静電気は摩擦や剥がしなどで起こります。

 〇 人に例えると+と-の数が同じ場合は何も起こりません + - + -

 〇 プラスとマイナスの数に変化が生じた場合 + - - の場合-静電気が帯電するという

プラスとマイナスの数に変化が生じた場合 + - + の場合+静電気が帯電するという

この状態で金属や人に触れると、パチッと放電します。また、放電を優しくしたい場合は、壁や広い面に先に触れて放電させておくとショックが多少優しくなります。

ついでに書けば、「対症療法」は絶縁物で処理するため、放電する面がどんどん減っていくために帯電が多くなりショックが大きくて高齢者には放電ショックとなりかねない。

  すなわち、「天国への招待状」の作業をしているのと大差ないということ。

管理者は法律に厳しいはずなのに、今のデイサービスあり方を見ていると納得のいかないところがいろいろと見つかったので、法的に問題ないのか修正が必要なのかを市の介護保険課や包括支援センター、厚労省に問い合わせて、正解を見つけていきたいと思う。

散歩の止まり木 ここ