8月お盆以降の作業予定がすべて狂ってしまった。
お盆が過ぎて、さてデイサービスからスタートと思ったら、次男がコロナに感染したようだ、明日病院に行ってくるらしい、明日まで動かないで、マスクも忘れないように!
困ったことになったと思った。私は、コロナの予防は何もしていないので、人込みや、旅行好きとの接触は避けているのだが、身内に出るとは想像もしてなかった。
そんな訳で、8月いっぱい接触の交渉関係はすべて後日に変更デイサービスもお休みの連絡を入れた。
9月になってデイサービスもスタート、交渉関係もスタートした。動けない間に、あっちこっちに散らばってHTMLに保存されている情報を探してみた。
この忘備録は孫と遊んでいる時の話。
「じいじ、ほら、ここに透明のドアと階段を作るんだよ、どこにあるでしょうか?」
「わかんないな~、ここかな?」・・・・なんだか四角いブロックを壊したり重ねたりで、部屋を作っていって、外壁、屋根も作れるらしい。
部屋にドアを作って、そのドアを見えなくして何が楽しいんだろう?
誰かに攻撃でもされるのかな?
だったら透明人間を作って戦えば相手からは見えないのでは?
と思ってしまう。そんなきっかけで、むか~しの小説、「透明人間」をふと思い出した。
昔『透明人間』という小説がありました。
映画でもコミックでも話題になったので、ご存知のかたも多いと思います。
作者は、H・G・ウエルズ、H・G・ウエルズは透明人間について
物体が、光を吸収し、反射も、屈折もしなければ、その物体を
物体として見ることはできないわけだ—–略—-透明な物は
いずれも、それと同じ屈折率の媒質に入れると見えなくなって
しまう
さらに、ちょっと頭をつかえば、ガラスを空気中でも見えなくす
ることができるのだ
つまり、
ガラスの屈折率が空気の屈折率と等しくなるようにすればよいわけだ。
というのは、そうすれば、光は、ガラスから空気へと通り抜けていくにあたって、反射も屈折もまったくしないだろうからね—』
そして、この主人公は、人間の体色を薄くする薬を発明し、ついには透明にしてしまうことに成功します。
この小説、科学的はほとんど間違いはありません。
透明な媒質のなかに置かれた透明な物体は、いずれも、屈折率の差が0.05以下のときには見えなくなってしまうのです。
ここで、誤解のないように確認なんですが、「透明」と「見えない」ということは違う事だということです。
例えばガラスは透明ですが、見えないことはありません。それは、空気とガラスの屈折率が違うからです。
そういう意味でも、原題の「インビジュブルマン」(見えない人間)を「透明人間」としたのは誤訳?・・・・
・・・それはともかく、この主人公は体を透明にし、なお、空気の屈折率と同じにする方法をあみだしました。
ところで、この主人公は物を見ることができたのでしょうか?先ほど、ほとんど間違いがないと書いた意味はここにあります。
つまり
体じゅうが見えない物質で出来ているということは、目の屈折率も空気のそれと同じわけで、そうすると、網膜まできた
光も、そこで補えることはできず、全部素通りしてしまう・・・・・
結論からいえば、透明人間は目が見えないのです。
考えてみればそうですよね。
注:この記事は他のブログに投稿したものをそのまま転用しています。
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