最近は死語になっているのかとんと耳にしなくなった「ブス」という言葉だが、どこの局でやっていたのかは覚えていないが、中国の番組で、ブスで会社を解雇された女性の整形の番組を放送していた。
整形は、精神衛生上では賛成であるが、この番組でやっていたのは、全く別人になっていました。本人が遊ぶ分には問題はないんだろうが、もし、結婚して子供が出来たらどうなるんだろうと思ってしまった。あんに、CMのポスターに美男美女の家庭に不男の子供がいて、この関係が話題を呼んでいた。もちろんこれはやらせなんだろうが・・・
また、ある女性は、整形したらどうしますか?みたいな質問をされて、終わったら日本のAVデビューが決まっているとのことでした。私としては複雑な気持ちで聞いていましたね。
この女性の経歴紹介でも、ブスで会社を解雇された、と紹介されていた。「中国だからなぁ」と根拠のない納得をした。日本では採用段階で定員になりました、的に断っちゃいますよね。また、間違って化粧上手な人(例ー研ナオコ)を雇ったとしても、ブスを理由の解雇はないだろう。ところで、このブスという言葉は、トリカブトから来ているのだ、という事をご存知だろうか?。トリカブトと言えば、アガサの名探偵ポアロによく登場する毒薬である。
このトリカブトは、夏になると紫色の美しい花を咲かせるそうです。
花には猛毒が含まれており、矢の先に付けて動物を射止めたといいます。大きな熊が一瞬の内(17秒以内)に倒れたといわれています。このトリカブトからとった毒の事を「付子」と書いて、ブスと読んでいたそうです。
この付子が傷口に入ると、脳がダメージを受けて、感情や思考力が停止して、無表情になることから、表情の無い人⇒美しくない人を⇒ブスと呼ぶようになったそうです。
ちなみに、このブスは、鉄砲が入ってきてからは、武器としては使われず、漢方薬として重宝されたそうです。山菜取りで間違えて食べて死亡者がでているようなので、山菜を取りに行く方は事前の知識が欠かせないでしょう。
そんなことを思いながら、初期の名探偵ポアロ Vol.1「コックを探せ」「ミューズ街の殺人」に手を伸ばしていた。
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