お知らせなどのメッセージ

設定が安定。人生100歳の為の足腰の運動や認知症の現象などと、ミニ知識で脳トレの実践を目指していきます。

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何❓打ち合わせ? 幻覚

病気

あれ?話声がする、人が集まっている、今日は打ち合わせだったっけ?

何も聞いていないけど~、細かい内容はわからないが、それぞれでダメ出しをやっている。俺は居るのか居ないのか?客観的にみんなを見ているが、誰も俺には投げてこない。

   俺は何を頼まれているんだろう?

お腹に差し込むような痛みが動いている。お腹の痛みに耐えながら煙草をくわえる。私は、6畳間の押し入れの前に並列に一人用のパイプベッドを広げて、そこに座っている。移動用のテーブルを引っ張っり寄せると、何やらタイトルの見えない台本とコーラが乗っていた。

 お腹が張ってきた、トイレに行きたい。いっきにガスを出すと、廊下に居る人たちが、音にびっくりするだろうと思ったが、ここは私の部屋、遠慮はいらない。

  意を決してトイレに立ち上がる、誰も私を気にはしていない。

スムーズにトイレに入ってドアを閉めたら、今まで色んな声に囲まれていた音が全く聞こえなくなった。

   だが、

さすがにガスの一揆出しは遠慮して、普通に押し出したが出切るまでが長かった。ともあれ、ガスと小便を出し終えると、一気に落ち着いた、頭の中が多少整理され、どこの出し物だろう? マチネはいつだろう?なんで俺が出し物を知らないんだ?と気にする余裕ができてきた。

トイレから出て部屋に戻って、パイプベッドに座ったら、今まで居た人たちが誰も居なくなって、私ひとりになった。 マチネどころではない!!! ゆっくりベッドに横になってみる。急に淋しくなってきた。

当たり前に聞こえていた会話が消えてしまった、というより、人が居ない、人が醸し出す空気ごとさめてしまっているのである。

   あっッ‼ レビー小体の幻視だなぁ。

幻視と重なって見えていた私の部屋の幻視の線が、少しづつ薄くなって、夢と幻視と現実が一つに重なって違和感なく見えているのである。

幻視は強調した文字のようで、はっきりと濃く、間違いをただすように、映し出される。これだけの存在感を放射するので、幻視で見えるネズミが実は幻視でしたと言われても信じられないのである

幻覚と妄想 東京クリニック鎌田さんのWEBによると

幻覚と妄想

レビー小体型認知症の人に見られる特徴的な症状といえば、視覚にまつわるものがあげられます。
幻覚;幻視や見間違いです。また、それに伴う妄想や作話などもしばしば起こってきます。
幻覚とは「対象なき知覚」のことです。つまり対象は存在しないが、はっきりとした感覚が存在するといことです。幻覚には、幻視・幻聴・幻触・幻臭・体感幻覚・幻肢などがあります。レビー小体型認知症の約80%の人に幻視がみられるとされてます。幻視は、本人にはありありとみえています。

動物に関するもの
猫が部屋の隅にいる。
ネズミが壁を這いまわっている。
ヘビが布団のうえにとぐろをまいている。
ご飯の上にふりかけのように黒い小さな虫がいっぱいいる。

人に関するもの
知らない人がいつも2階から覗いている。
死んだお父さんが隣にいる。
ロシアの兵隊が、ベッドの周りをまわっている。
知らない男の人が、ベッドに入ってくる。

環境に関するもの
床が濡れて水溜りができている。
あたりが一面の花畑になっている。
ものが吸い込まれていく。

見えるものはその人によって様々に異なりますが、小動物や虫、人物が一般的で、多くの場合動きを伴います。人が見える場合、相手を特定することもできる場合もあれば、「顔がはっきりしない」「ぼやけけている」「仮面をかぶっているよう」などと表現されることもあります。
色彩もあることやないこともあり、きっかけなく突然現れ、一瞬のことも、数分あるいは数十分と続くことが一般的で、長時間持続していることはありません。

<東京クリニック鎌田さん>のページより

散歩の止まり木 ここ