レビー小体のどこかの症状だろう、と言われたのが2021年の9月である。
アルツハイマー認知症は、検査でわかるから、と言われて市立病院で検査を受け、アルツハイマー型認知症ではないと言われてホットしたものである。
勿論、検査を受けたのには原因があるわけで、幻視、や幻覚、徘徊があったからである。
このときから、認知症状が、どんな形で表面に出てくるんだろうと不安になって、とりあえず記憶が消えないようにと気にかけていた。
女房も「薬を飲むのを止めたら元の状態に戻りますかね?」的な事を聞いていたが、突然先生が興奮して、私の投薬が原因とでも言いたいのかね、私も忙しいし、順番を待ってる人も多いので、次の人に替わってもらってもいいんですよ、こちらも助かりますので。的な声が聞こえてきた。
女房は、「薬を中止したら元に戻りますかね?と質問しただけなのに何を興奮して怒ってるんだろう?ね」と私に聞いてきた、私は「いきさつを聞いていないので解らない」と言ったのが発症から2か月くらいたった診察の時である。
この日以降、私は一人で通院している。言葉のあやの取り違えなんだろうが、興奮して声を荒げる精神科の医者も医者だよな、と思う、
診察で、「何か興奮したり怒ったりした事はないですか?」って聞かれると、つい思い出してしまう。
診察内容は毎回ほぼ決まっている。こうである
先生・・・「今日は何年の何月何日ですか?
先生・・・「和暦では?」
先生・・・「今から3つの言葉を言いますから覚えてください、あとで聞きますから」
先生・・・「さくら、猫、電車」
先生・・・「私が今から言う数字を逆から言ってください」
先生・・・「374 5862 9738」
先生・・・「次の計算をしてください 100引く 7 は」
先生・・・「93-7=」
先生・・・「先ほど覚えた 3つの言葉を言ってください」
先生・・・「今日は何曜日ですか」
先生・・・「ここは何するところ」
先生・・・「まだ大丈夫だなぁ」
とりあえず、私は、全問正解だったのです
こんな感じの診察なのです。認知症の薬を出しとくから
これで2時間待った診察は終わったのです
こんな感じに診察が進みますが、ここに書いたように、ほとんど覚えているんですよね。
認知症の場合、今話した内容を忘れたり、物を失くした時でも、失くしたこと自体を忘れているらしいので、私は大丈夫ではないのだろうかと思ってしまう。私の参加しているデイサービスにも同じことを何度も確認したり、同じ話を何度もしゃべっている女性がいるのだが、これこそが認知症の症状なのだ。
新たに提唱され注目されている、レビー小体型認知症。
その主な症状は、もの忘れ、頭がはっきりしているときとそうでないときの差が激しい、ボーッとしているときが多い、 幻視や妄想、睡眠中に大声で叫んだり激しい体の動きがある、転倒や失神を繰り返す他、 手足の筋肉のこわばりやふるえ、表情が乏しくなるなどパーキンソン病に似た症状がみられます。
パーキンソン病とレビー小体型認知症はどちらも、レビー小体という脳の神経細胞に何らかの影響を与える構造物が出現する、 レビー小体病の一連の病態の一つと考えられます。 レビー小体のみられる範囲が脳幹か脳全体かによって鑑別されますが、 CTやMRIなどで見ることは出来ません。
認知症を伴うパーキンソン病は、意欲低下や無関心、抑うつ、不安、日中の過度の眠気などを伴う頻度が高いと言われます。 できるだけ脳の活性度を落とさないよう、生活を活気のあるものにしましょう。 中でも会話は大切です。 しっかり聞いて理解し話す他人との会話は脳を活性します。 関心がない、面倒だなどと理由をつけず、デイサービスなど他人と関わる機会をもちましょう。
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