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地上に太陽をの壮大な夢は?

科学・宇宙の世界



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ところで

「地上の太陽」という夢のある名前をご存じだろうか。

海水中に無尽蔵にある重水素
 反応過程からできる三重水素とを融合させて
  ヘリウム原子核をつくり、その際に出る熱を利用しようというのである。

この反応は、太陽のエネルギーになっている反応と同じなのである。

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この核融合で発生する
   水素一グラムで、石炭十二.五トン分になる計算である。

核分裂で発生する熱は
   ウラン235一グラムの完全に分裂で石炭三トン分だから、核融合は核分裂の四倍ということになる。

実用化すれば、原料がふんだんに得られるわけだから、人類は永遠にエネルギー問題から解放されるだろう

さ~てと、

太陽の中心部は二千万度以上で、そこで核融合が起こっている。
しかし、これは太陽の質量が大きいからで、太陽から見れば、ごくごく小規模な核融合反応を地上で実現するには、一億度以上の高温が必要になるのである。

核融合反応を起こすには

  原子核と電子をバラバラにした状態(プラズマ)で一立方センチ
    あたりの密度が二百兆個以上、温度を一億度にして、立方体
      内に一秒間閉じ込めておく必要がある。

現実には、こんな高温に耐えられる材料はないから、強力な磁力で、中空にプラズマを浮かべて反応を起こさせる

そして熱は、反応で飛び出してくる中性子のエネルギーから作り出す。

現在、日本原子力研究開発機構が研究開発しているトカマク型が世界的に有力視されている。

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トカマク装置とは、1960年代にソ連で当時としては驚異的な成果を出して、その後、世界の核融合研究開発の主役となっている磁場形式である

という訳で、ひと昔もふた昔も前の情報で途絶えていますので、必ず自分の目で確かめてください。

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