消えゆくカッパ伝説①

柄杓で女房に襲われた!!

ある日の真夜中、ベッドに、寝ていると、女房が柄杓を振りかざして、私に襲いかかってきた。

前触の無い突然の攻撃に、怖さのあまり、ワッアアア!と声をあげて布団をかぶった。
体はエビのように丸めて目をつぶった(注・・えびぞりではなく、ダンゴムシのように体を丸めた

やられるな!!


・・・・っと思ったが、何も起こらない!??静寂な空気に?ゆっくり布団を上げて外の様子を恐る恐る見る。
・・・・と、そこには女房ではなく、なぜか緑色した河童が柄杓を持って立っていたのである。


なんだ?おまえ?ここで目が覚めた。

なんだ?今のは夢か????

このすこし前に見ていた夢があったんだが
女房が柄杓を持って近づいてきた恐怖で、突然みんなの顔がゆがんだ、そして、すべて忘れてしまっている、柄杓を持った女房と突然現れた河童というシーンは何を伝えんとしているのか?? どんな一年になるんだろう・・・・・?と不安に思った記憶がある。

 実は、私は郷里で子供の頃、河童が出るという三段堤(ため池)で、泳いだことがあるのである。
堤の土手から斜面を少し下りたところに、河童が休むという岩があり、私もこの岩に座って、足から堤に入り泳いだのである、さすがに潜ることはできなかったが浮草の少ないところを平泳ぎで移動したのである。 水が急に冷たくなったり、ぬるくなったりして一定ではないこと、浮草のくきが足に絡みなかなか切れないこと、浮草が胸や腹部をなぜていく、足を河童に引っ張られないように、立ち泳ぎにならないように注意したことなどが思い出される。

このあと、自宅に帰った私は、散々説教されたのである。(今思えば誰が告げ口したんだろうと思う

あの三段堤は、過去に泳いだ人がいて、河童に引き込まれた?らしい。見つかったときは、、ほんの1mくらい水面下で浮草の茎が体に巻き付いて死んでいたという。 なぜ、女房と河童の夢なのかは不明であるが、河童と言えば、やはり、芥川龍之介の作品ではないだろうか?ここでも、「消えゆくカッパ伝説」として残しています




 topに戻る⇒   カッパ伝説②⇒  自宅で遭難?⇒